越冬

先日、初雪が降りました。
みつばちが大好きなセンダングサ。
種が可愛らしいわたぼうしを
かぶっていました。

はちたちが忙しく飛び回っていた
ぶんぶんという羽音が
懐かしく思い出されます。
春にみつばちたちが
蜂球を作っていた梅の木も
雪が積もり
朝陽を受けて白く光り輝いていました。

みつばちの巣箱も
シーンと静まりかえっていました。

でも
みつばちたちは
冬眠しているわけではありません。

この箱の中では
みつばちたちが羽を震わせて
温度を35度くらいに維持しています。
蓄えたはちみつは
そのエネルギーとして使われます。

それでもやはり
寒さや弱って病気になって
死んでしまったりして
いつの間にか
消滅してしまう群れもあります。

厳しい寒さの冬を乗り越えるのは
虫たちにとって大変なことなのです。


虫の冬越しといえば
秋に友達からエノキの木を譲り受けました。
そのときに一緒に
こんな可愛らしいお客様もやってきました。
アカボシゴマダラという蝶の幼虫でした。
よく観察してみたら
木に全部で8匹もいました。
 
この幼虫たち
寒くなってきたらだんだん体色が
茶色くなってきて
低いところに移動してきました。
このまま冬を越すのかなと思っていたら
ある日姿を消していました。

虫に詳しい友人から
アカボシゴマダラチョウの幼虫は
エノキの株元の枯葉に隠れて
越冬すると教えてもらったのですが
エノキの枯葉が足りなかったので
ススキの枯葉を周りに敷いておきました。
無事に冬を越せるでしょうか。
春が楽しみです。

同じ蜂でも
スズメバチなど狩りバチの仲間は
働きバチは寒くなると死んでしまい
女王だけが朽木や土の中で
冬を越します。

そして 春になると
女王蜂は最初は1匹で
またせっせと新しい巣を作り始めます。

越冬の仕方が様々な虫の世界
面白いですね。







野あそび工房

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