みつばちのための花を
イギリスから帰ってきたお友達が
写真を送ってくれました。
イギリスで販売されている種のパッケージに
なんと、こんな みつばちのマークがありました。
RHS PERFECT FOR POLLINATORS
RHSは
Royal Horticultural Societyの略称で
王立園芸協会。
ヨーロッパにおいてガーデニング・園芸の奨励を目的とする慈善団体だそうです。
みつばちなどの 受粉媒介者といわれる虫たち、ポリネーターのために
お花を育てようというマークがあるなんて
なんて素敵なんだろうと思いました。
ヨーロッパは
みつばちに対する意識が
日本とは違うと聞いたことがあります。
それがよくわかる、こんな話があります。
(小西正泰著 「虫の文化誌」より)
はちみつや蜜ロウなど、さまざまな恵みをもたらしてくれるミツバチは、ヨーロッパではとても大切にされ、飼い主の家族と同じような地位を与えられているといいます。だから、家族に起こった重大な出来事をミツバチに報告するという古い習慣があります。
たとえばイギリスでは、飼い主が死ぬと、家の鍵で巣箱を3回たたいたあと、死亡のいきさつを詳しく説明します。そして、喪に服すという意味があるのか、黒い布で巣箱を覆います。これらのことを怠ると、悲しんだミツバチが巣から逃げ出したり、巣箱の中で殉死したりするといわれています。
このような習俗は、アメリカ・インディアンのオザーク族のあいだでも見られるそうです。これも、ミツバチといっしょに渡ってきたヨーロッパ文明のひとつなのかもしれません。
また、イギリスでは、飼い主の娘が結婚するときにも報告をしなければなりません。新郎の名前などもきちんと伝えておかないと、怒ったミツバチが見さかいなく人を刺すといわれています。
いずれの例も、養蜂がさかんなヨーロッパならではの、ミツバチへの心理的なつながりだといえるでしょう。
みつばちは大切な家族の一員。
人とみつばちとの繋がりの深さが、よく分かります。
友達はこんなイギリスの風景の写真も送ってくれました。
そして、こんな言葉が添えられいました。
「イギリスはやはり、英國!
自然や身体や生きること、守ること奉仕へ気持ちが根付いてます!
自分、人を愛することは
自然に自然をも愛する
そんな感じ、かな。」
この言葉が じんわりと
心に染み込んできました。
人を愛することは
自然を愛することに
自然と繋がるということ。
愛は
自分や人にとどまらず
自分たちをとりまく
全ての生き物たちや植物たち
そして
海や川や山や太陽
地球やすべての宇宙の営みへの
感謝の気持ちと
イコールなのかもしれない。
みつばちたちに
ありがとう
地球にもありがとう
の気持ちで
蜜源植物を たくさん育てたいと思います。
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