分蜂シーズン到来 そのいち

春、
暖かい日の光に
いろんな生き物たちが動き出す季節です。

みつばちたちの春も
始まりました。

分蜂です。

よく晴れた日のお昼頃に
始まることの多い分蜂、
この日も 11時過ぎに始まりました。
冬を越した群に
新しい女王が生まれそうになると
母女王が働き蜂を連れて
巣箱の外に一斉に飛び出します。
そして、空を旋回し始め
そのまま移動して
近くの場所に蜂球を作ります。
こんなふうに
最初は向きもバラバラ
まとまっていない状態なのですが

これが時間が経つにつれ
変化していきます。

しばらくすると
こんなふうにまとまってきて
みつばちたちの体の向きも
そろってきます。
その頃
我が家の庭の巣箱に
探索蜂が来始めました。
この蜂球からは
たくさんの探索蜂が飛び立ち、
戻ってくると8の字ダンスで
仲間に知らせます。

あっちの方向、
このくらい飛んだ場所に
新居によさそうな物件があるよ!

よし、私も行ってみる!

と、たくさんの探索蜂が念入りに
新居やその周辺も
隈なくチェックしてきます。

そう、私たちが
新居を探す時のように。

南向きか東向きがいいなあ
できれば2階かな
お隣さんとは少し距離があった方がいいな

とか。

私たちと違うのは
新しい新築よりも
中古物件を好むこと。

他のみつばちたちが
以前、暮らした部屋などは
かなりポイントが高いです。

そして、最終的には
探索蜂の多数決でここ!と決めたところに
みんなで一斉に飛んでいきます。


その頃、我が家の庭に置いた
待ち受け箱には
さかんに探索蜂が来るようになりました。
東向き
2階
みつばちたちが以前住んだことのある
優良物件です。

川もすぐ近く水場もあるし
蜜源もそこそこ。

ひとつだけ
元の巣からの距離が
10数メートルしか離れていなかったので
どうかなあと思いました。

蜜源が競合してしまうのを避けて
元の巣の近くには
入りたがらないはずだからです。

とはいえ
5メートルくらいの距離でも
入居した例もあると知り

なかなか良い感じで
きていたので
今回は、取り込まずに
そのまま 様子を見ることにしました。



夕方になっても動く気配はなく
一晩、経ち
朝早く様子を見に行ってみると
蜂球がきれいなお椀型になっていました。

朝晩まだ肌寒いので
みつばちたちも
こうしてできるだけ
暖をとっていたのだろうと思います。

まるで型をとったかのようなきれいな形に
見惚れてしまいました。

さて、この日もいいお天気で
気温が上がり
昨日よりもたくさんの
探索蜂がやってきていました。

昼過ぎに出掛ける予定があったので

あー
まだかなあ

と気持ちはソワソワしっぱなし。





と!このまま続けると
長くなりますので

今回はここまでにしますね。

次回をどうぞお楽しみにー!





野あそび工房

自然によりそう 地球にやさしい 暮らしづくり

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